日に日に深まる秋を感じつつ、たまには「芸術の秋」を気取ってみることに。
山口県立美術館で開催中の「防府天満宮展」に出かけました。


一応カメラは持参したんですが、展示物の撮影は禁止だったので、残念ながら写真はなしです・・・
福岡県太宰府市にある「太宰府天満宮」は皆さんご存知だと思いますが、
山口県防府市(ほうふし)にも“日本最初の天神さま”という由緒ある「防府天満宮」があります。
天神さまとは、つまり「菅原道真公」のことです。
今回の「防府天満宮展」では、防府天満宮に伝わる宝物の中でも菅原道真公の波乱に満ちた生涯と
天神さまの秘話、防府天満宮創建の由来などを描いた『松崎天神縁起絵巻』(6巻)が公開されています。
幼少の頃から和歌や学問に秀で右大臣にまでのぼりつめるも、左大臣藤原時平の謀略で無実の罪により
大宰府に左遷されてしまう道真公。
現在では「学問の神」として受験生の“最後の神頼み”的存在ですが、
大宰府で失意の中亡くなって以降は、強大な怨霊となって雷で人々を襲ったりもします。
(藤原時平も道真公の怨霊によって死に至ります)
存命中も、亡くなって霊魂となっても波乱万丈だった道真公ですが、
すったもんだの末(略しすぎ?)護国の神となって、
今ではあらゆる人々のいかなる願いも叶える「天神さま」として崇められています。
展示されている絵巻はかなり修復されていて、私としてはちょっとガッカリな感じでしたが、
(5年間の修復期間だったらしいですが、絵の線が全然生きてない感じ・・・)
絵巻そのものの内容はとても興味深いものでした。
いずれ防府天満宮にも参詣してみようと思ってます。
(太宰府天満宮は3、4回ほど参詣しました)
美術館を出て、近接する「山口サビエル記念聖堂」にも足を向けてみました。

井戸端で説教をするフランシスコ・サビエル写真を撮っていると、観光客相手にボランティアのガイドさんが説明してました。
「日本でキリスト教を初めて伝えたのは鹿児島。クリスマスを初めに祝ったのは山口」
なんだそうです。
建物自体は結構大きい感じですが、中に入ると意外とこじんまりとしていました。

帰りの駐車場に向かう途中で、喫茶店の入口でたたずんでいた三毛猫に遭遇。
一方、芸術(?)鑑賞の土産話には一切興味ナッシング~の澤木先生。


芸術の秋・・・
たまにはイイもんですね♪
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